ランスのノートルダム大聖堂。正式名称はCathédrale Notre-Dame de Reimsです。
大聖堂について
13世紀に着工されたゴシック建築の大聖堂です。シャルトル大聖堂、アミアン大聖堂に並ぶフランス屈指のゴシックと称されています。
現在の建物は1210年の火災後に再建されたものでファサードは15世紀に完成しました。しかし第一次世界大戦中にドイツ軍の空爆を受けて一部焼失し、20年の歳月をかけて修復されました。正面双塔の高さは80mにも及びます。
歴史的には、カロリング朝時代以来、26人もの歴代フランス国王が戴冠式を挙げたことで知られています。またジャンヌ・ダルクがシャルル7世を連れて訪れています。1991年、サン・レミ聖堂、トー宮殿と共に世界遺産の文化遺産に登録されました。
ファザード部の彫刻の美しさは目を見張るものがあります。特に「微笑みの天使」と呼ばれる彫刻が有名。また聖堂内部には20世紀を代表する画家シャガールによるステンドグラスや、シャンパーニュ作りを模したステンドグラスもあります。
サン・レミ聖堂は、荘厳で静かな雰囲気の中に、背筋が伸びるような緊張感が美しい聖堂でした。一方、ノートルダム大聖堂は息をのむような迫力のある聖堂です。建物の大きさ、高さ、広さ、ステンドグラスの美しさ、さらにその量・・・すべてにおいて圧巻です。
歴代のフランス国王と同じ場所にいる。時空を超え、歴史に思いを馳せると心臓の奥が震えるような、そんな感動を覚えました。
写真
愛用の一眼レフカメラ×超広角レンズで撮影しました。
ノートルダム大聖堂の外観
夜はライトアップされます。写真は正面からではなく、裏側から撮影したものです。
微笑みの天使
ファサード部分を内部から見た様子
シャガールのステンドグラス
シャガールのステンドグラスはファサードからちょうど反対側の一番奥の方にあります。
ジャンヌダルク
ノートルダム大聖堂の内部
下のステンドグラスのうち、真ん中はシャンパーニュ作りを表現したステンドグラスです。
高い天井
ジャンヌ・ダルクの像
観光情報
住所:3 Rue Guillaume De Machault, 51100 Reims
アクセス ランス駅から徒歩 8分
入場料 無料
開門時間 7時30分~19時30分
定休日 なし